hatsutoki books vol.26[Cave]

2017.11.20

ひとが最初に絵画のためにキャンバスを選んだ場所であることから名付けられた[Cave]。角田純さんというアーティストの20年間に渡る制作活動を時系列に収めたこの作品集は、静寂を帯びながらもよりシンプルに、より奥行きのある表現へ時と共に変化してきたようすが伝わってくる一冊。

Mexico



影のような、残像のようないくつにも重なる色の層は、動きを想像させ、時間を感じさせてくれます。リズムのある色彩はページをめくるごとに、まるで音楽を聴いているような感覚にさせてくれるのです。

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たまたま書店で出会ったこの本は、中が開けないように包装されていたのですが、日の光との相性がすばらしく良いこの表紙を見た瞬間に、全部見たくなって手に入れたものでした。それからというものの何を作るにあたっても、頭の体操や気分転換に、必ずと言っていいほどこの画集を手にしては、ぱらぱらとめくって眺めています。言葉のいらない「心地よさ」を一瞬で思い出させてくれる、大切な一冊です。