冬に纏う、KIKKOUのジュエリー

2018.11.23

季節や気温によって気分が変わって、身に纏いたい色が変化する。それは大きな年月の流れでも常に起きていて、それでもやっぱり冬は濃い赤が魅力的に感じてしまいます。

糸と金属を使い1つ1つ手でジュエリーを作り出すブランド[KIKKOU]と、hatsutokiのコラボレーションによって生まれたシリーズは、深く奥行きのある紅のような赤色。平らな金属の幅が広めに作られたかたちは、繊細に巻かれた糸の色味をより引き立て、鮮やかに目にうつります。

以前、作品の制作風景を取材させていただいたのですが、繊細で丁寧な手仕事で長い時間をかけて作られていくようすをあらためて知ってから、ジュエリーをみるとより一層うつくしいすがたに心が動かされます。

ただいま、バングルとイヤリングはそれぞれ1組ずつストックがございますので、先着にはなりますがすぐにお送りすることができます。ご注文が重なってしまった場合や、ネックレスをご希望の方はご注文からお送りまで一ヶ月ほどお時間をいただいております。


[KIKKOU × hatsutoki イヤリング] ¥18,000+tax


[KIKKOU × hatsutoki バングル] ¥16,000+tax

ほかにも、片耳のピースごとに選べるピアスやリングなどもセレクトしています。KIKKOUのスタジオで取材させていただいた制作の風景も、こちらからお読みいただけます。ぜひ合わせて、ご覧ください。

KIKKOU アイテム一覧へ

nicethings. 1月号に掲載されました。

2018.11.22

11/22発売のnicethings.1月号にて、デザイナーの村田が文章を寄稿しました。東京から織物の産地に移り住んで、六年半の年月のなかで感じたことを、本人の言葉で綴っています。

暮らしに寄り添う贈り物の特集は、いろいろな作り手の制作風景を見られる一冊。特別なものとの出会いが感じられそうです。本日より全国順次発売です。是非お手にとってご覧ください。

贈り物の思い出

2018.11.21

家の中を見回すと、たまに「もらったものに囲まれて生きているんだな」と気づきます。これは母からの、これは昔のバイト先の先輩からの、この本は友人から……と。ものを見ると、その人との思い出も、ふと頭の中を巡って懐かしくなるものです。

そうやって日常のそばに置けることが多いから、ものはもらうと嬉しいもの。その一方で、贈り物として思い出深いものは、私の場合は、やっぱり手紙やことばかもしれません。日々の生活ではあらためて伝えられない感謝のことばでも、筆を思うままに走らせて描いたイラストでも、その人の手のしごとや思いをより直接的に感じるものはやはり嬉しさもひとしおです。

hatsutokiで贈り物として選んでくださる方にも、贈る人に代わって、気持ちが伝わるといいなと思いながら一つずつ丁寧にお包みしています。そのプレゼントがより鮮やかな記憶として、贈る気持ちとともに届けられたらうれしく思います。

商品のプレゼント包装は、いつでも無料で行なっています。西脇の空を落とし込んだ包み紙に、身近な草花を添えてお届けします。ご希望の際は、お気軽にお伝えください。
ラッピングサービスに関して、詳細はこちら。

オリジナルのレザーベルト

2018.11.20

hatsutokiが拠点とする西脇は北播磨地区というエリアに位置します。「播磨」が指す場所は、兵庫県から遠方の方にはなじみが薄いかもしれませんが、兵庫の西部一帯のことをいいます。播磨の南、姫路の周辺は古くより牛革の産地として知られていました。今も、いくつもの革工場があります。

遡れば平安時代に書かれた書物にはすでに、播磨の地名が「皮革の産地」として記されました。それを考えると、播磨の革づくりの歴史は千年を超えています。また、同時代から兵庫県の但馬地方は牛の飼育がされていた記録がありました。食用のほか農業としても重要な労働力だった牛。古くから牛とともに生きてきた土地だからこそ、今もなお飼育や革に関する技術が受け継がれていたんですね。

この姫路のまちで鞣されたヌメ革を使って、以前にオリジナルのベルトを作ったのですが、この頃、あらためて使い心地がいいなと感じます。使い続けてもくたるどころか、柔らかくなって使いやすくなっていき、どんな装いにもつけやすいのでつい選んでしまうのです。


一年、愛用して使い続けたスタッフのベルト(上)と、新品のもの(下)。植物タンニンでなめされた革は、色の深みやツヤ感が上がり、うつくしい経年変化をたどります。一年使い続けたものは、ヌメ革特有の飴色になっています。

金具の部分は装飾が省かれた、さっぱりとしたかたち。どんなボトムスにも合わせやすい、シンプルなデザインです。ベルトは細めで、女性らしいニュアンスでありながら、質感はしっかりとしていて、安心して長くお使いいただけます。

ゆっくり時間をかけて愛される、hatsutokiの隠れた定番になればいいなと思っています。こちらの商品は、通常は13cm角の紙の貼箱に入れてお届けしています。ご希望があればラッピングも随時承りますので、お気軽にお伝えくださいませ。


[レザーベルト] ¥8,400+tax

捺染のしごと

2018.11.19

奥の方へ、長く続く捺染台。傾斜のある平面の上に生地を載せ、上から型と染料をおいて、手で一枚ずつ刷る「捺染」といわれる染色技術を持つ工場へ行ってきました。

台の傾斜は染めをほどこす生地の幅によってかわります。幅が高いほど傾斜がきつく、狭いほどゆるい。傾斜によって、どんな幅の生地でも均等に力が掛けられるのだといいます。しかし(あらためて考えると当たり前なのですが)腕が届く長さまでしか判を刷ることができないので、ある一定の幅以上のものは身体的にむずかしい。人の身体の限界によって、作れるものが決まるというのは、製造業の多くがどんどん機械化している今、とても興味深く、原始的な尊い要素のようにも思えました。

ちょっと話は飛びますが、手織りを本業のひとつとして営まれている方とお話したとき「海外には、日本の手機(手で織る機)から工業的な生産体制へ向かう急速な流れでは生まれ得なかった、機械化した手機というジャンルがある」と聞いたのが印象的で、見学をしながらそれをふと思い出していました。うかがった捺染の現場でも手捺染もあれば、セミオートの(半分機械化された)捺染機、ベタの部分を効率的に染められる機械など、時代の生産スピードやクオリティに対応して、細やかな機械化がされていました。工芸と工業の間にある、貴重な創造の現場。

工場は十一月なのに、水分を含んで少し蒸し暑いほどでした。傾斜台にのった生地を乾燥させるため、台の温度は調整できるのだそうで、現場は台から発する熱で暖かくなっていました。真夏はもっと暑いなか仕事をされていると思うと、体力勝負の仕事だと感じました。どんな美しいものも、身の回りのものは全部、職人さんの仕事でできている。それをあらためて教えてもらった一日でした。

錦秋

2018.11.16

赤や黄色、まだ染まりきらない緑色など多彩に色づく風景を、私たちは幼い頃から見慣れていますが、実は日本ならではの光景なのだそうです。落葉する広葉樹が海外の国々の平均的な数の約二倍も種類があることから、木によってちがった色にそれぞれ変化して、美しいすがたを見せてくれるのだといいます。時間を遡ると、氷河期のさなかでも日本は黒潮という暖流のおかげで木々が生き残ったのだそうで、その命が今まで連綿と受け継がれてきたからだ……と、ここまで書いて、想像をはるかに超えた時間軸に、少し気が遠くなる心地です。私たちの身の回りにある自然の景色は、何千年も、何百万年も昔から変わっていないなんて、当たり前のようですごく不思議に感じますね。

ところで、錦秋ということばは「錦織」という織物の華麗で雅な表情をたとえて、秋の景色をたたえたもの。錦織は京都の西陣織が有名ですが、刺繍や後染めの技法を使わずに、多彩な先染めの絹糸や金銀糸を用いて、自然をモチーフにした文様を織りだした絹織物のことを指します。昔は日本に限らず、部族や階級によって装いを区別し、それぞれの錦織の文様があったのだそうです。多様な価値観や、階級などがなくなりつつある世界で過ごす現代の私たちですが、今もなおうつくしい服や、うつくしいものには本能的に惹かれてしまいます。装飾への永遠のあこがれのようなものが、結局は、その飾りのインスピレーションとなる自然へのあこがれのようなものに繋がるのかしらと、ふと思ってしまいました。


hatsutokiが拠点とする兵庫県西脇市も、自然に囲まれたうつくしいところです。今季のテキスタイルは、秋から咲く金木犀がモチーフとなっています。



[ドビーチェックワンピース]

他にも、紅葉を思い出させてくれそうな、あたたかいカラーのアイテムが登場しています。



[コットンギャバジンワイドパンツ]


[バイカラーウールマフラー]

日に日に、寒くなっていきますね。あたたかくして、お過ごしください。

ととのえるための習慣

2018.11.08

快活に生きようとするほど、毎日がめまぐるしく変化に富んで、たまにふっと一息つきたくなります。

息抜き上手な人をみると、いいなと思い、よく尋ねては真似をします。いつからかはじまって、今もなお続く習慣のひとつは、お湯にゆっくりと手を浸すこと。昔アルバイトをしていたとき、洗面所へ行くと、先輩がお湯を洗面器に張っているところでした。「ちょっと疲れると、こうやってお湯で手をあっためるの」と話すのを聞いて、「なるほど、足湯のようなものかしら」と妙に納得。以来、日常でふっとひと時切り替えたいとき、まねをしてやってみるようになりました。

あとは、朝に身だしなみを整えたらさいごに必ずハンドクリームを塗ること。あわただしい朝のリズムが一瞬で整い、小さいことだけど朝の時間に変化ができました。これは友人の男の子の習慣だったんです。手先もきれいで、安心感や安定感のある人柄はそんな習慣からできていたのかしらと思い、影響を受けてしまいました。

そして、深く息を吸って眠りにつきたいような夜は、室内や枕に少しアロマのミストをふりかけると、睡眠の質があがったようによく眠れるので続けています。昔は香りにめっぽう無頓着で、香水も日常ではほとんどつけませんでしたが、アロマでお気に入りの香りに出会ってから、日々の色々なシーンで心をおだやかに癒してくれるのを体感するようになりました。香りってふしぎですね。

乾燥がこれから気になる季節ですが、ただ、肌を保湿するためでなく、同時に香りによって気分もよくなるようなものがいいなと思い、セレクトしたアメニティが登場しました。性別にとらわれない、自然な香りがするのもおすすめしたい理由のひとつ。少しスパイスが効いたような、さわやかなアロマの香りがベースとなったシリーズ[vann vesi vand]。今回入荷したのはリップバームやボディクリーム、フェイシャルトナー、アロマミストなど、日々のさまざまなシーンで使えるようなアイテムです。自然由来の成分を使っているのも、やっぱり安心しますよね。

 


[vann vesi vand リップバーム] ¥1,400+tax


[vann vesi vand アロマミスト] ¥3,600+tax

この秋から、私はボディクリームを手や首元に使っています。持ち歩けるサイズなので、便利なんです。贈り物にもおすすめですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

vann vesi vand 商品一覧へ

香草工房の畑を訪ねて vol.2

2018.11.01

畑では度々、同じ土地なのに光のあたり具合やちょっとした土壌のコンディションで、同じ種類のハーブでも育ち方が全然ちがうといいます。いくつかある畑に、少しずつ植えたりすることで「なぜここでは育ったのに、別の場所では育たなかったのか」「去年はだめだったものが、なぜ今年は同じ場所でもよく育つのか」と、疑問とその解決策を見つけていくことの繰り返しで、内藤さんの畑はできていました。

上の写真の花はハイビスカス。取材にうかがった十月がちょうど季節で、ハイビスカスの花は一日しか咲かないのだそうです。花が咲いた後につく実の真紅色をしたガクの部分がハーブティーなどの原料になります。


ハイビスカスの花


ガクの部分

一日しか咲かないと聞き、植物の儚さをあらためて感じましたが、そんな命の短い花はほかにもありました。


バタフライピー

青い花をつける、バタフライピー。これは花びらの部分がハーブティーの原料となります。花だけでなく、お茶になってもきれいな種類で、花びら独特の青さが美しいハーブティーです。毎日畑の変化に気を遣い、花々の咲く瞬間も見逃さない、丹念な世話が日々必要なのを実感しました。


[リラクシングレモン]

「天気などの条件で、出来栄えも毎年変わる。農業仲間と、農家は毎年一年生だと話しています」という内藤さん。

今もこの津山の地に合うハーブと栽培法を探し、試行錯誤の日々。自然と向き合って声を聞きながら、育てることは大変だけれでも、それが楽しさでもあると話されていました。

神無月

2018.10.31

十月が今日で終わりますね。今年は秋が長いように感じます。寒さとともに秋がいっそう深まっていく移ろいを、あと少しのあいだ感じられると思うとなんだかうれしくなりました。神無月とは、日本の暦で十月のことを指しますが、これは旧暦での呼び名なので実はこれからの一ヶ月のことをいいます。

神無月の語源を辿れば色々な説がありますが、もっとも有名なのは、日本中の神様が出雲大社に集う季節なので、神様が出かけていなくなることからつけられたという説。身の回りの風景や季節の変化からつけられたほかの月の暦とはかわって、いきなり神さまにまつわることを呼び名としてるので、すなおに昔の日本人の感覚とはおもしろいなと思います。

幼い頃、新潟の大きな社で一年に一回開かれるお祭りに行ったことがあります。本当かどうかは、私は今もわかりませんが、神無月に入る十一月はじめのとある夜、出雲へ移動する前に日本中の神さまが集うと信じられているお祭りでした。参拝客が集まって、真夜中の神社の空の下、願い事とともにろうそくを立てていて、あたりを見回すとろうそくの火が連なって、(文字どおり)火の海のような景色。異様でふしぎな光景に、ただ圧倒されていたのをいまだに覚えています。

神無月ときくと、二十年以上経った今でも、そのときの景色がふと頭に浮かびます。キンと冷える夜、火にあたると暖かくてうれしくなる、素朴な感覚も思い出したり。


冷え込みが増す季節。首もとから、体をあっためてくださいね。今年も、オリジナルのマフラーが登場しています。



[カシミアパネルマフラー]
¥22,000+tax



[バイカラーウールマフラー]
¥16,000+tax

産地でものづくりにこだわって作られた、コットンの靴下もおすすめです。わたしも毎週履いていますが、安心感があって、肌触りがとてもいいです。



[NISHIGUCHI KUTSUSHITAのソックス]
¥1,000~ +tax

近々、セレクトもあたらしくおすすめしたいものが登場するかも。今月も、こまめにチェックしてみてくださいね。

香草工房の畑を訪ねて vol.1

2018.10.22

汗ばむほどによく晴れた、秋空が美しい十月。岡山県津山市にある、香草工房さんの畑を訪れました。

かつては、ハーブとも農業とも全く無縁の仕事をしていたという代表の内藤さん。当時の仕事のなかで、アロマテラピーに出会うきっかけがあったのだそうです。ご自身が体調を崩した時期をきっかけに、自らハーブを栽培するようになりました。

そのときから、バジルとトマト、カモミールと玉ねぎなどを混植をしてみたり、とにかく実験を何度も重ねてきたのだそう。以来あれこれ試しながら、育てるハーブの種類が少しずつ増えていきました。


これは、畑に使っているたい肥。米ぬかと枯草のみを使用して作られた手作りの肥料です。取材しているさなかも、お話をしながら内藤さんは丁寧に肥料を手でほぐしていました。香草工房の畑は、農薬を使わずに、できるだけ自然に近い状態でハーブが生き生きと育っているのだといいます。

一見すると、どれがハーブで、どれが普通の草木なのかが見分けがつかないほど。そのなかを歩きながら一つずつ、ハーブの名前と効能を教えていただきました。


ネトル


エルダー

「ネトルとエルダ、この二つは相性がいいんです。」

それはハーブティーなどとして調合するときのみならず、混植すると互いに育ちが良くなるのだそう。これは、今回畑にうかがって驚いたことの一つでした。


ユーカリ


ペパーミント

相性がいいもの同士は、混植したほうがよく育つのだそうで、ネトルとエルダ同様に、ユーカリとペパーミントも一緒に植えることですくすくと生えていました。縦や横に一列に規則正しく並べるような人工的な配置ではなく、自然の距離感で相性によって共存する関係というのが、植物でも存在するのは奥深く思えました。


hatsutokiがハーブティーを探していたのはもう半年前くらいのこと。hatsutokiの服を着るときと同じような、安心感や幸せな気分を感じられるものを探し求めていました。その土地ならではのものづくりをしているというところに深く共感し、お取り組みがはじまりました。

飲む人が、心身ともに自分を癒し、いたわる時間になるといいなと思っています。これから寒くなる季節、贈り物にもぜひ。次回も引き続き、畑のお話。お楽しみに。

香草工房さんのハーブティー、今季も少し新しく入荷しています。ちょっとした贈り物にもぜひ。一つずつが小分けなので、お気軽にいろんな味を試してみてくださいね。


[ハードワークサポート]


[リラクシングレモン]