
hatsutoki books vol.25[CATS, CATS, CATS]
2017.07.16
アンディ・ウォーホルが1950年代を中心に描きつづけていた、ネコのドローイング集。自宅で26匹のネコとともに過ごしていたというウォーホルによって、愛情たっぷりに描かれた、1匹1匹表情ゆたかなネコたちを見ることができます。ウォーホルといえば、キャンベル缶や、マリリン・モンローを描いたような、鮮烈な色彩使いをする印象が強かったので、しなやかな線で繊細な色彩で描かれたネコのすがたを見て、彼のほかの一面を見た気がして新鮮でした。
“What makes a person spend time being sad when they could be happy?”
どうして人って、幸せでいられる時間を、わざわざ不幸にして過ごすのだろう。彼はネコから1日の過ごし方や、人生の時間の過ごし方はシンプルでいいのだ、ということを教えられていたのかもしれません。ふとした時に手にとって読んだり、大切な人への贈り物にもおすすめの一冊。