包むことについて

2018.01.26

ハンカチーフを見ながら、ハンカチとしての用途に限らなければ、こんなこともできるんだなあとふと思い、側にあったものを包んでみました。

日本の人は、包むことが好きだよねと言われることがあります。お弁当は布で包んで、お箸はそのサイズに合った布袋があったり。お金は何かに包んで渡しますし、デパートに行けばラッピングがとても丁寧です。その裏を返して、スーパーの野菜をここまで包装することもないのではないかと感じたり、箱の中に箱があって、幾ら何でも包みすぎてなかなか物にたどり着けない……なんてことを感じることもありますが、きっと一つの文化や習慣として「包む」ことは日本人に深く染み付いているのだと思うのです。

もちろん、世界中で美しいラッピングは昔も今もあるとは思いますが、日本は「包んで」、海外は「入れる」文化だと書いてある本がありました。風呂敷の包み方が今の時代に合わせてもなお色々な方法が生まれ、伝わっているように、物に寄り添うように包装するしかたをすることについて、実に的を得ているように思えました。

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ラッピングを色紙に代えて、こうして生地で包んで合わせて送る……なんていうのも素敵かもしれません。渡す相手のことをを想う「包む」という行いが、なんだかあらためて素敵に思えました。hatsutokiのハンカチーフは、小さな小物が包めるくらいの大きさです。いろんな柄が揃っていますので、ぜひご覧ください。

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