
もし遠い宇宙の彼方に、大きな鏡があったら
2018.07.02
生まれて始めて天の川を見ました。兵庫の北、神鍋高原。時間が止まったかのようにすら思えるほど静かで、心地よい夜でした。夜空を見ていると、わからないことだらけの宇宙についての考えがふつふつと湧いてきました。宇宙の中で私達の地球は「天の川銀河」と呼ばれる銀河の端の方に位置しているそうです。この銀河は直径10万光年の広さを持ち、2000億個以上の恒星があります。その中の恒星の1つである太陽の周りを楕円軌道で回る惑星の1つが地球です。その夜、私は地球の重力に任せ、地べたに寝転がり、途方もなく大きな宇宙の何万年も前の光がやっと今地球に届いたところを目撃したのです。
子供の頃に、先生が、「星の光は何万年前、何億年も前の光でそれが今やっと地球に届いているんだ」という話をしたときに、とても驚いて関心しました。そしてその夜に、この不思議な事実について、ゆっくりと考えながら、こんなことを想像したことを覚えています。……もし遠い宇宙の彼方に、大きな鏡があったら、それを地球から望遠鏡見ると、昔の地球の姿が見えるのではないか。例えば鏡の位置が1万光年離れていたら、1万年前の地球の光が鏡に反射して1万年かけて帰ってくる。つまり2万年前の地球の姿が見えるはずだ……!と、こう考えたわけです。今思い出しても、いかにもそれらしい考察ではないですか。大人になった今でもつまらない反論しかできそうにありません、宇宙に関して知っていることは、あの頃とさして変わっていなかったようでした。
関東では観測史上最も早い梅雨明けだそうですね。すっかり暑くなりました。夏におすすめしたいウェアが揃っています。是非御覧ください。
夜空の様な深いネイビーのワンピース。影織のテキスタイルは一見無地の様に見えますが、不思議な模様が浮かび上がります。
[ポプリンシャツ]
上品なハリ感のあるポプリンの生地で仕立てたシャツは、夏に心地よい素材です。少し肌寒い夜や冷房の効いた部屋で羽織るにも便利なシャツです。焦げ茶とネイビーに染めた2色の糸が混ざり、絶妙な奥行きのあるシャンブレーとなりました。
[KIKKOU ピアス]
流れ星の様な細く繊細なラインが涼しげなKIKKOUのピアス。シンプルな夏の装いを華やかにしてくれます。