
朝
2019.05.05
ひやりとした空気の中に、生温い風がほのかに混ざり、夏の気配を感じる。
紺色の空に、絵の具が滲む様に緋色や薄い桃色が混ざり、その面積が段々と広がる。混ざり方は、その時、その瞬間だけの色。
目を奪う様な朝焼けに、思いがけず立ち会うことはあっても、それをタイミングよく記録する事は中々出来ない。車から飛び降りて助手席に置いていた古いフィルムカメラで数枚撮影。1、2分の間くらいだろうか。次の瞬間にはもう、色の絶妙な調和は崩れていた。
2019.05.05
ひやりとした空気の中に、生温い風がほのかに混ざり、夏の気配を感じる。
紺色の空に、絵の具が滲む様に緋色や薄い桃色が混ざり、その面積が段々と広がる。混ざり方は、その時、その瞬間だけの色。
目を奪う様な朝焼けに、思いがけず立ち会うことはあっても、それをタイミングよく記録する事は中々出来ない。車から飛び降りて助手席に置いていた古いフィルムカメラで数枚撮影。1、2分の間くらいだろうか。次の瞬間にはもう、色の絶妙な調和は崩れていた。