風の色

2018.04.17

ふと家の近くの県道脇で雑木林に目に止まりました。ついこの間まで、枯れた枝と霧が立ち込める白黒の林だった筈が、朝の柔らかい光を浴びて細やかで淡い色彩で彩られていました。夏の力強い色やコントラストとはまた違う春の穏やかな色でした。

春の朝、思わず暖かいととてもほっとします。日の光は暖かく、空気の冷たさはその破片をかすかに感じるくらいで、冬はもう殆ど追いやられてしまったのが分かります。そして甘い花の香りを乗せた風は淡いピンクやグリーンを私の記憶に残してくれました。木の枝からはついに若葉が飛び出してきて、山を淡い色で染めていっている様です。

 


 

花は咲いては枯れ、また違う花が咲き、季節がどんどん過ぎて行くのが分かります。もう四月も後半に差し掛かりすっかり春らしい陽気になりましたね。
春の風をモチーフにした素材の新作や、素敵なアクセサリーもお披露目しています。どうぞご覧ください。

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淡い春の風をモチーフにした色のテキスタイルです。
>>ツイルオーバーブラウス

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雌しべの様なフォルムのkikkouジュエリー。
>>KIKKOU ピアス

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雨をモチーフに、「ドビー」と呼ばれる技法を用いたテキスタイルのシリーズ。
>>雨ドビーチュニック

大丸神戸店にてPOP-UP STOREを開催

2018.04.07

今季も、大丸神戸店にて期間限定でhatsutokiのイベントを開催致します。今シーズン初めて、春夏のワードローブをお披露目。各週の土日のお昼頃はhatsutokiのスタッフも店頭におります。皆様にお会いできますこと、楽しみにしております。

「自然豊かな播州の織物 hatsutoki 展」
会場:大丸神戸店7F メゾンプリュスレコメンド
日程:4/11(水)〜4/24(火)
時間:10:00〜20:00 ※最終日は18時で閉場

春らしいイエロー

2018.04.06

なぜだか黄色を目にすると、ふと元気が出るような気分になります。レモンや柑橘の色だからなのか、春に咲く花々の色を連想させるのか、色で人はこんなにも感情が作られているんだと、いつも黄色を目にすると気づきます。

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春先の菜の花を思い出させるような黄色で、この春新作のスカーフを作りました。軽やかな風を感じさせるような風合いは、コットンと麻で織り上げられ、夏にかけても身につけていただけるような肌離れのよい触り心地です。
[コットンリネンパネルストール] ¥10,000+tax

 

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朝夜がまだ肌寒い季節は、少し大判のコットンストールもおすすめ。肩からかけて、羽織のようにもお使いいただけるアイテムです。
[パネルチェックストール] S ¥9,000+tax L 14,000+tax
季節の変わり目、少し新鮮な色を身につけてお出かけしてみても良さそう。少しずつ新作もアップされていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

花と時間

2018.04.01

西脇では今週桜が満開です。すっかり春らしい気候になって、桜だけではなく家の庭や河川敷、近所の山では至る所で一斉に椿や雪柳、花桃など様々な花が咲き始めました。庭で良い形の枝を見つけては少しだけ切り、家の食卓や事務所の窓際に生けます。凄い速さで過ぎていく年度末の忙しい時期も、花の周りは不思議とゆっくりとした時間に包まれていて、早くなり過ぎている私達の時計を元に戻してくれるのです。

「生け花」と言うのも良く出来た言葉だなあと思いました。切ってしまうのだから、むしろ殺している筈なのに……。人の自分勝手な解釈なのかもしれませんが、切り花が水を得て綺麗に咲き私達を楽しませてくれるのを見ていると「生ける」という言葉の感覚が腑に落ちてくるのです。

 


 

ピンクの優しいカラーのアイテムが公開されています。春がいっそう楽しくなりそうです。是非ご覧ください。

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>>ランダムストライプシャツ

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>>[ONLINE限定]ダブルフェイススカーフ

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>>KIKKOU no.75 pair pierce

春夏のPOP-UP STORE情報を更新しました。

2018.03.14

今年の春夏に開催するPOP-UPイベント情報をアップしました。だんだんと暖かくなっていているこの頃、四月からの日和は、hatsutokiの服を着るのにぴったりの時期になりそうです。7月のコトバトフクでのイベントでは、春夏のアイテムに加えて、一足早く秋冬のアイテムを一般のお客様向けにお披露目する受注会も同時に開催する予定です。お店で、このような催しを行わせていただくのは初めて。今からとても楽しみです。

期間限定のお店は、普段お店を持たない私たちにとって、お客様に直接お手にとってご覧いただける特別な場。皆様にご覧いただけるのを心から楽しみにしております。ぜひお越しくださいませ。

>>イベント情報はこちら

アレンジワインダー

2018.03.09

抽象画のようですが、これは経糸のつなぎ目。アレンジワインダーという経糸をつなぐ技術を使っています。もとは大量生産が主流だった時代、次の経糸を載せ替える時間が惜しいほど機場が忙しく回っていたので、その手間を減らそうと複数の縞模様の経糸を一つのビームに整経して巻いたのがこの技術の始まりでした。

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これからの時代は小ロット生産にも対応できるようにと、再び着目され始めています。先染め織物の産地としてこれからもつくり続けるのには、必要な技術なのかもしれません。そして、この方法によってこれまでにはなかった織物が作れる時がくるかもしれない、と思うと胸が踊ります。

有松絞り

2018.02.21

先日、愛知県の有松へ行きました。東海道の通り道であるこの町は、かつて茶屋町として栄えた時の趣が今も感じられるような美しい家並みが続くところでした。家々の軒先には「ありまつ」の文字。よく見ると、絞りがほどこされて染められたものです。

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この地は江戸時代の初期から絞りの産地として栄えてきました。旅人が故郷への土産にと絞りの手拭、浴衣などを買い求め、これが街道一の名産物となったのです。人の手で行われる独特の染め具合が美しい絞りは、今も職人さんによって受け継がれています。上にある、斑点模様のようなものが写った写真は、絞りをどこにほどこしていくか目印を付けた「絵刷り」をされた状態のもの。この絵のための型作りから、昔から職人さんが一つずつの点を手で打って作っていました。

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それを次に、一つずつ手作業で絞っていきます。私の祖母は愛知の生まれなのですが、実は幼い頃にこの仕事をしていたのだそうです。それを知ったのは、本当につい最近でした。生活に必要なお金を稼ぐために、祖母のほかにも十歳前後の女の子や、お年寄りの女性がみんなでこの絞りの作業をして働いていたのだそうです。この時、現場にいらして技を見せてくださった方も、この道50年以上の方でした。

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絞りというと、表の括られた状態はよくみますが、これは裏側。絞られた表情も美しく感じます。この状態のものを染液に浸けて、生地を染めていきます。最後に、括られた部分を解くことで染め分けられた部分が出てきて、きれいな模様が現れるのです。

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伝統の絞り技法は100種類にも及ぶのだそうで、ここ有松とお隣の鳴海では日本の生産量の90%以上を占めています。今もなお多様な種類の手法が職人さんによって編み出されています。一つひとつの模様の偶発性と高い技術から生まれた、独特の染め上がりに思わず息を飲んでしまいました。そして西脇と同様、有松の産地でも若いデザイナーたちが古くからの技術を今に伝えようとものづくりをして暮らしていました。新鮮な視点からアイデアを生み、時代の流れに沿ったデザインをすることで、自分たちもものづくりをしていきたいとあらためて感じました。

EVERYTHING FROM JAPAN

2018.02.20

EVERYTHING FROM.JPというサイトにて、hatsutokiの商品をご購入いただけるようになりました。これまではご対応できなかった国外の配送が可能になります。日本の良いアイテムを販売するこのサイトでは、ファッションの分野のみならず、様々なジャンルのモノづくりが丁寧に紹介されています。hatsutokiでは、定番で扱っているラインナップをご紹介!春に着たい洋服もこの度、追加いたしました。海外にお住まいの方や贈り物にも、ぜひご活用くださいませ。

We had started to sell our products on EVERYTHING FROM.JP. This site is an international online shopping site. Both customers living inside or outside Japan can shop on this site. Products can be delivered to the whole Japan and over 120 countries. We just uploaded our spring items on this website. Please check it out!

レザーベルトが登場しました。

2018.02.19

hatsutokiオリジナルのベルトがオンラインストアに登場しました。植物性の「タンニン」で鞣された、コシと厚みのあるレザーで作られたベルトは、無骨なイメージのヌメ革を女性でも付けやすいデザインで仕立てました。レザーの色をそのままにしているので、使い込むほどに飴色に焼けて、味がでてきます。

どんな装いとも合わせやすいシンプルなデザインは、日常で使いやすい一点です。ぜひチェックしてみてくださいね。

>>商品ページはこちら

hatsutoki books vol.29 [AIM ISSUE 14 BOJAGI ボジャギ ]

2018.02.18

韓国のボジャギという布をご存知ですか。ポジャギの歴史やその種類、現代の作家によって作られるポジャギをたどったムックブック[AIM ISSUE 14 POJAGI]をご紹介します。

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ポジャギは風呂敷を意味するもので、大きく分けて宮廷で使われていた[グンボ]、庶民の間で使われていた[ミンボ]に分けられます。そして、これとは別に構造の側面から区分されており、裏地のない[ホッボ]、裏と表の二重構造の[ギョッボ]、二重の中に綿が詰められた[ソンボ]刺し子が施された[ヌビボ]などがあります。ポジャギと聞くと、布を繋ぎ合わせて作られたものを想像しますが、これは[ジョガッボ]と呼ばれるものなのだそう。ポジャギの素材や模様、大きさから生活や地位などの文化をも窺い知ることができるのです。

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韓服は、仕立てる時に曲線を描くように裁断するのだそうで、そこで必ず出てしまう端切れを使ったりしていたのではないかと書かれていました。布と服に携わっていると、端切れの一つ一つが愛おしく感じますが、ジョガッボを作った女性たちも同じような心地だったのかなと思います。名もない人々が、こんなにも美しいものを残していたと思うと、日々ひと時ずつなんでもない日常を大切に過ごしていきたいなと感じました。

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