生姜色の世界

2020.04.18

砂埃のまう中を
蒸し返る暑さの中を
草原に地雷があることを知りながら
たくましく生きるあなたの世界

毎晩星はこぼれ落ち、
毎日夕日は空を染め、
石の像は何百年もそこで
じっと人々を見守っている

生姜色の世界
あなたが大人になって
おばあさんになっても
美しくありますように

 

 

————
もう5年ほど前だったか、これはカンボジアの田舎町を訪れた時の写真です。乾いた砂の色が、脳裏に焼きついていて、「旅」の想像を膨らませた時に、一番最初に浮かんだ色がこの生姜色でした。たくましく生きる子供達の笑顔もとても印象に残っていました。
記憶の中の旅の色、ジンジャーカラーは今季のコレクションのシャツやストール、ワンピースなど様々なところに登場しています。
色から感じる、自由な風を、あなたの旅の記憶を、またいつか旅に出ることができる日を願いながら、思い出していただけたら嬉しいです。

 

–ジンジャーカラー展開アイテム–

traveller ユニセックスシャツ 

traveller ノースリーブシャツ

w-face ストール

twill キモノスリーブトップス

twill ワンピース

砂浜の銀河

2020.04.08

“地球上の全ての砂粒より
宇宙の星の数の方が多い”

ぼくはなんて小さな世界に生きているのだろうと思った

でも、ぼくは砂粒と星の違いについて説明できない

貝と石ころが風と波の法則で浜辺に銀河を作る

でも、夜空の銀河との違いについても説明できない

 

大切なことは説明できない

朝の海岸を歩く穏やかな気持ちや

流れ星を待つ寒い時間も

手料理のおいしさや

庭で見つけた小さな野花の美しさも

 

 

————-
sandyと名付けたテキスタイルは、乾いた砂浜に寝転がった時の、肌に触れるザラッとした質感。浜辺に吹き抜ける、潮風の爽やかさ。そんな瞬間をテクスチャーの表現に込めました。

 

ボトムはユニセックスサイズ。羽織のドレスコートはワンピースの様に軽やかに仕立てました。
→sandyシリーズはこちらから

2020.03.28

わたしは今日、旅に出ます
飛行機にのって、船にのって

知らない世界を見てきます
食べたことの無い物を食べてきます
会ったことのない人と出会い
故郷のことについて話します

切符の買い方さえわからないし
クロワッサンの美味しさも知らない
崩れた遺跡のわけも
悲しい歴史もわたしは知らない

開かれた心と目と耳と鼻と
身体全部で旅をして
少し大人になって
帰ってこようと思います

————

“Traveller”をテーマに制作した2020年春夏のシーズンがスタートしています。旅でみた景色や、感じたインスピレーションを元に色柄やデザインを発想。テキスタイルから設計した心地いウェアが並びました。

とても大変な時ですが、気兼ねなく好きな服をきて出かけることができる日のために、心躍るような時間を少しでも皆様にお届けできればと願っています。

w-face パネルストール

2020.03.02

糸の色の重なりが美しいコットンストール。大きな2トーンのパネル柄で登場しました。しっとりとした肌触りのダブルフェイスが魅力です。上品なコットンは普段使いにも、少し特別な日のコーディネートにも大変重宝します。

[素材]

毎シーズン定番で使用するダブルフェイスのテキスタイル。ガーゼの用にふわりと空気の層を作る手法で織り上げることでとろけるように柔らかく仕上げます。原料はエジプトの最高級綿を使用。兵庫県・播州織産地で熟練の職人が織り上げたテキスタイルです。まるでシルクの様な繊細さとしなやかさに、コットンならではの素朴さ・軽やかさを兼ね備えたテキスタイルの表情は何気ない日常を特別な物にしてくれます。

[クオリティ]

コットン100%
made in japan(播州織)

[サイズスペック]

size L
178
112.2

※着用モデル身長:156cm

[お取り扱い上の注意]

*この製品は風合いを重視した繊細な素材を使用しております。極度な力が加わりますと、縫い目が開いたり、糸切れを生じることがあります。特に洗濯・着脱・着用時は無理な力が加わりやすい為ご注意ください。
* アクセサリーや爪等、鋭利なものを引っかけないようやさしくお取り扱いください。
*洗濯は手洗いでおこない、タンブラー乾燥は避けて下さい。

[品番・値段]

IA-00ST-04
税込¥14,300

[通販の方法]

只今オンラインストアがシステムのトラブルの為閉鎖しており、大変ご迷惑をお掛けしております。
ご注文はご希望の品番、サイズ、色、数量、決済方法(銀行振込/代金引換)、お名前、ご住所、お電話番号を明記の上、下記メールアドレスまで直接ご連絡下さい。
MAIL: shopmaster@hatsutoki.com
Phone: 0795-27-7008(平日 10:00-17:00)

[ブルー]

[コーラル]

[オリーブ]

[グリーン]

[グレー]

[ブラウン]

w-face ストール

2020.03.02

糸の色の重なりが美しいコットンストール。しっとりとした肌触りのダブルフェイスが魅力です。上品なコットンは普段使いにも、少し特別な日のコーディネートにも大変重宝します。洗いざらしでカジュアルな表情に、アイロンをかけると少しフォーマルな表情にも変わります。生活のシーンに合わせてご使用ください。今季から定番のラインナップにミドルサイズが登場。スッキリとコンパクトに着用したい方はミドルサイズがおすすめ。大判サイズは羽織として使用したり、ふわりとボリュームをもたせたい時におすすめです。

[素材]

定番で使用するダブルフェイスのテキスタイル。ガーゼの用にふわりと空気の層を作る手法で織り上げることでとろけるように柔らかく仕上げます。まるでシルクの様な繊細さとしなやかさに、コットンならではの素朴さ・軽やかさを兼ね備えたハツトキを代表する素材です。

[クオリティ]

綿 100%
made in japan(播州織)

[サイズスペック]

サイズ 長さ
L 112 178

※着用写真はL(大判)サイズです。

[お取り扱い上の注意]

○この製品は風合いを重視した繊細な素材を使用しております。極度な力が加わりますと、縫い目が開いたり、糸切れを生じることがあります。特に洗濯・着脱・着用時は無理な力が加わりやすい為ご注意ください。
○ アクセサリーや爪等、鋭利なものを引っかけないようやさしくお取り扱いください。
○洗濯は手洗いでおこない、タンブラー乾燥は避けて下さい。”

[品番・値段]

ST-00ST-02
税込¥13,200

[通販の方法]

只今オンラインストアがシステムのトラブルの為閉鎖しており、大変ご迷惑をお掛けしております。
ご注文はご希望の品番、サイズ、色、数量、決済方法(銀行振込/代金引換)、お名前、ご住所、お電話番号を明記の上、下記メールアドレスまで直接ご連絡下さい。
MAIL: shopmaster@hatsutoki.com
Phone: 0795-27-7008(平日 10:00-17:00)

[コーラル]



[ジンジャー]


 

[ブルー]


[オリーブ]


[ライトグレー]

[ネイビー]

[ワインレッド]

[グリーン]

朝のタイムマシン

2020.02.02

キリキリとした冬の朝にやわらかい山の影
いつも見ている山がこんな形だったなんて知らなかった。
朝焼けの光に山も、川も、
街の家も車も全てが包み込まれて現れた、
影と、オレンジ色の世界。シンプルな。
100年前と変わらない。5分間のタイムスリップ。

夜があけて

2019.12.23

一年でもっとも長い夜があけて、
霜に当たる光とサザンカの花が美しい朝の庭。

夜が長いほど、夜明けの喜びは大きい。
冬が寒いほど、ほうれん草の葉は甘い。

世界のバランスはそうやって保たれているのかもしれない。
それなら長い夜をどうやって楽しもうか。
温かいスープでもつくろうかな。

服は畑からできている

2019.11.01

西脇を拠点に綿花を栽培するプロジェクト365cotton(サブロクコットン)をご紹介します。「服は畑からできている!?」をテーマに私達が毎日身につけているコットンという素材について、大人も子供も改めて知るために、種から綿花を育てるワークショップです。サブロクコットンのfacebookページにはこのようにあります。

服がどのように作られ、どのように社会に出て行くのか。
その源流にある大地に種をまき、
育て、収穫する喜びを共に体験しませんか?

365日、毎日着る服。
服の素材である綿という植物。

一年間を通して綿花を栽培するワークショップ

私たちも、日々当たり前の様にコットンという素材を使い、ものづくりをしています。その綿のほとんどはアメリカ、エジプト、中国、で栽培されて糸にされた後に日本へやってきます(国内の綿の自給率はほぼ0%と言われています)。

土に種を植え、綿花が育ち、そこから繊維ができる。当たり前のようですが、とても不思議ですよね。綿は5月頃に種をまき、10月頃から収穫が始まります。収穫のピークは11月~12月です…さてそして今週11月3日!その365cottonの収穫イベントが行われます。年に一度の収穫を祝う収穫祭。hatsutokiでは取り扱いショップのitocaciさんと一緒にイベントに出展します。畑の横の納屋で、様々なワークショップや播州織の販売とともにhatsutokiの服を手にとっていただけます。

綿のことに少しでも興味がある方はぜひいらして見てください。会場はデザイナー 村田が住む古民家のすぐ横の畑。西脇の少し外れにある山に囲まれた自然豊かな場所。のんびりと過ごしていただくのにもとても気持ちの良い場所です。

–イベント詳細–
開催日:2019年11月3日(日)10:00〜
雨天決行(荒天中止)
会場:「コットンハウス」周辺
住所:兵庫県西脇市上比延町971
https://goo.gl/maps/f9VxW8ZkMCrMEnid6

【ライブ】
・hiroyuki the smiley7
・東しょう太
・安藤明子
http://dokisoise.mystrikingly.com

【飲食出店】
・カフェ&カリー ボタ
https://www.facebook.com/cafecurrybuttah
・あんこや ぺ
https://www.instagram.com/ankoya___pe/?hl=ja
・pizza snpy(ピザ&ソフトドリンク)
・VoNN(アルコール&軽食)

【SHOP】
・遠孫織布
https://ux.nu/cQVC0
・itocaci
https://itocaci.tumblr.com
・hatsutoki
https://hatsutoki.com
・Stroll
・iie
・ヘソノオマガジン

【ワークショップ】
・綿くり、糸車体験
・流しの洋裁人(https://ux.nu/0t2mP
・小澄源太(yes!yes!非非)精霊お面作り

【車でお越しの方】
駐車場1:上比延公民館(https://goo.gl/maps/vojfcCznpfoheMks5
駐車場2:比延町の原っぱ(https://goo.gl/maps/e6zRRSRJSDmzeyuC9

【電車でお越しの方】
「日本へそ公園駅」(https://goo.gl/maps/T71dAVYTcbEGXeb56)から徒歩約20分
(※電車本数が非常に少ないので時刻表を必ずご確認ください)

「タイムテーブル」
10時〜:綿花収穫
12時〜:芋煮会
13時〜:トークイベント/ライブ/DJ/ワークショップ/マーケット
17時頃:イベント終了

キャンプの部
17時〜:比延町の原っぱ

「キャンプ泊の人への注意事項」
場所は仮設トイレ有り(1台)のみある原っぱになります。キッチン、水場等の設備は無い事を前提に飲食物をご持参くださいませ。
・焚き火可能
・テント泊、車中泊可能

問い合わせ先
365cotton@gmail.com

主催:365cotton(サブロクコットン)
共催:大地のぬくもりコットンボール銀行

雑草

2019.10.17

草刈りをサボってしばらく放置していた家の庭に夕方に西日が差し込んで、満開の(?)ネコジャラシを黄金色に染めていました。美しい景色をみて、ふとネコジャラシの存在が気になりました。

知っているようで知らなかった「ネコジャラシ」。改めてへんな名前だなぁと思いつつ調べてみました。Wikipedia によると犬の尾に似ている事からエノコログサ(犬っころ草)と呼ばれたり呼び名は色々ある。植物としてはイネ科だそうで、粟とかなり近いものらしい。だから秋にこうべを垂れる様に実り、食べる事も出来る。アワ作と共に伝来し、縄文時代以前は自生していなかったらしい。

ネコジャラシは雑草だと思っていたが、雑草という言葉は面白い。ネコジャラシをここまで知ってしまうと、もはや雑草ではなくなってしまうのだから。ものごとは、見方や考え方ひとつで無価値なものにも、美しいものにもなる。出来るだけ美しいものが沢山ある世界に生きていたい。

 


 

秋らしくなり、新作の洋服も沢山入荷しています。こんな景色を日々感じながらテキスタイルをデザインして、その土地らしい、収穫物のような物作りが出来たらと思っています。是非そちらも覗いてみてください。

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軽やかなドレスコート

2019.10.06

軽やかでいて、トラディッショナルな印象を持つ素材、hatsutokiオリジナルのコットンウールのフランネル。女性らしいしなやかさと、ウール素材の力強さ。裏地の無い軽い仕立てでコートとワンピースの中間のようなデザイン。細いベルトを締めて着用します。薄手のハイネックセーターなどと合わせるコーディネートもおすすめです。バックルは質感の良い、無垢の真鍮金具を用てアクセントとしました。

高品質なニュージランド産ウール。カシミアに匹敵するほどの繊維の細さで肌触りも抜群。軽やかながらトラディッショナルな印象を受ける素材。生地の表面にはウールを、肌に触れる内側は心地よいコットンの面が出る様に着心地を考慮した設計としました。

コットンウールドレスコート(キャメル/ブラック)