冬に纏う、KIKKOUのジュエリー

2018.11.23

季節や気温によって気分が変わって、身に纏いたい色が変化する。それは大きな年月の流れでも常に起きていて、それでもやっぱり冬は濃い赤が魅力的に感じてしまいます。

糸と金属を使い1つ1つ手でジュエリーを作り出すブランド[KIKKOU]と、hatsutokiのコラボレーションによって生まれたシリーズは、深く奥行きのある紅のような赤色。平らな金属の幅が広めに作られたかたちは、繊細に巻かれた糸の色味をより引き立て、鮮やかに目にうつります。

以前、作品の制作風景を取材させていただいたのですが、繊細で丁寧な手仕事で長い時間をかけて作られていくようすをあらためて知ってから、ジュエリーをみるとより一層うつくしいすがたに心が動かされます。

ただいま、バングルとイヤリングはそれぞれ1組ずつストックがございますので、先着にはなりますがすぐにお送りすることができます。ご注文が重なってしまった場合や、ネックレスをご希望の方はご注文からお送りまで一ヶ月ほどお時間をいただいております。


[KIKKOU × hatsutoki イヤリング] ¥18,000+tax


[KIKKOU × hatsutoki バングル] ¥16,000+tax

ほかにも、片耳のピースごとに選べるピアスやリングなどもセレクトしています。KIKKOUのスタジオで取材させていただいた制作の風景も、こちらからお読みいただけます。ぜひ合わせて、ご覧ください。

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オリジナルのレザーベルト

2018.11.20

hatsutokiが拠点とする西脇は北播磨地区というエリアに位置します。「播磨」が指す場所は、兵庫県から遠方の方にはなじみが薄いかもしれませんが、兵庫の西部一帯のことをいいます。播磨の南、姫路の周辺は古くより牛革の産地として知られていました。今も、いくつもの革工場があります。

遡れば平安時代に書かれた書物にはすでに、播磨の地名が「皮革の産地」として記されました。それを考えると、播磨の革づくりの歴史は千年を超えています。また、同時代から兵庫県の但馬地方は牛の飼育がされていた記録がありました。食用のほか農業としても重要な労働力だった牛。古くから牛とともに生きてきた土地だからこそ、今もなお飼育や革に関する技術が受け継がれていたんですね。

この姫路のまちで鞣されたヌメ革を使って、以前にオリジナルのベルトを作ったのですが、この頃、あらためて使い心地がいいなと感じます。使い続けてもくたるどころか、柔らかくなって使いやすくなっていき、どんな装いにもつけやすいのでつい選んでしまうのです。


一年、愛用して使い続けたスタッフのベルト(上)と、新品のもの(下)。植物タンニンでなめされた革は、色の深みやツヤ感が上がり、うつくしい経年変化をたどります。一年使い続けたものは、ヌメ革特有の飴色になっています。

金具の部分は装飾が省かれた、さっぱりとしたかたち。どんなボトムスにも合わせやすい、シンプルなデザインです。ベルトは細めで、女性らしいニュアンスでありながら、質感はしっかりとしていて、安心して長くお使いいただけます。

ゆっくり時間をかけて愛される、hatsutokiの隠れた定番になればいいなと思っています。こちらの商品は、通常は13cm角の紙の貼箱に入れてお届けしています。ご希望があればラッピングも随時承りますので、お気軽にお伝えくださいませ。


[レザーベルト] ¥8,400+tax

ととのえるための習慣

2018.11.08

快活に生きようとするほど、毎日がめまぐるしく変化に富んで、たまにふっと一息つきたくなります。

息抜き上手な人をみると、いいなと思い、よく尋ねては真似をします。いつからかはじまって、今もなお続く習慣のひとつは、お湯にゆっくりと手を浸すこと。昔アルバイトをしていたとき、洗面所へ行くと、先輩がお湯を洗面器に張っているところでした。「ちょっと疲れると、こうやってお湯で手をあっためるの」と話すのを聞いて、「なるほど、足湯のようなものかしら」と妙に納得。以来、日常でふっとひと時切り替えたいとき、まねをしてやってみるようになりました。

あとは、朝に身だしなみを整えたらさいごに必ずハンドクリームを塗ること。あわただしい朝のリズムが一瞬で整い、小さいことだけど朝の時間に変化ができました。これは友人の男の子の習慣だったんです。手先もきれいで、安心感や安定感のある人柄はそんな習慣からできていたのかしらと思い、影響を受けてしまいました。

そして、深く息を吸って眠りにつきたいような夜は、室内や枕に少しアロマのミストをふりかけると、睡眠の質があがったようによく眠れるので続けています。昔は香りにめっぽう無頓着で、香水も日常ではほとんどつけませんでしたが、アロマでお気に入りの香りに出会ってから、日々の色々なシーンで心をおだやかに癒してくれるのを体感するようになりました。香りってふしぎですね。

乾燥がこれから気になる季節ですが、ただ、肌を保湿するためでなく、同時に香りによって気分もよくなるようなものがいいなと思い、セレクトしたアメニティが登場しました。性別にとらわれない、自然な香りがするのもおすすめしたい理由のひとつ。少しスパイスが効いたような、さわやかなアロマの香りがベースとなったシリーズ[vann vesi vand]。今回入荷したのはリップバームやボディクリーム、フェイシャルトナー、アロマミストなど、日々のさまざまなシーンで使えるようなアイテムです。自然由来の成分を使っているのも、やっぱり安心しますよね。

 


[vann vesi vand リップバーム] ¥1,400+tax


[vann vesi vand アロマミスト] ¥3,600+tax

この秋から、私はボディクリームを手や首元に使っています。持ち歩けるサイズなので、便利なんです。贈り物にもおすすめですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

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MATIN et ETOILEの石鹸

2018.08.06

薬剤師である作り手が肌の弱い姪のために作りはじめたという[MATIN et ETOILE(マタンエエトアル)の石けん。今年からhatsutokiのオンラインストアでお取り扱いがスタートしました。出会いは一年前、hatsutokiのメンバーが使い、おすすめしあっているうちにみんなが気に入って使い出したことから始まりました。敏感な肌にも使える成分でありながら、楽しい、心地よいといった気持ちが感じられるような成分や香りが調合されています。

自然のままの植物のちからを閉じこめたプロダクトは、香りを愉しむことができ、使っているときに心地よく、肌への負担がなく、無理なく続けられる安心できるもの。やさしさと上質さが兼ね備えられた石鹸は、使っていて心から心地よく感じます。

ふわふわのやわらかい泡とともに広がるさわやかな香りは、オリーブオイルをはじめとして、すべて天然精油が使われています。保湿力の高いホホバオイル、ココアバターと天然保湿成分グリセリンなど細やかな配合へのこだわりで、洗った後が心地よく、また使っていくことで安定した肌を保ちます。肌のためにつくられたシンプルで特別な石けんは、乾燥肌や敏感肌の方でも安心してご使用いただけます。

原料として使用しているものはすべて天然由来のものなので、石けんを使った後の水は分解されやすく、環境負担を軽減できるよう考えられているのだそうです。洗い終わりの水が、自然にもどることを知ると、使っていてもどこか満たされた気分になります。

洗い終わった後も、しっとりとした感触。顔を含め全身でお使いいただけます。香りがしっかりとありますので、ワードローブやタンスに入れて、衣類に少し移る香りを楽しんでから使っていただくのもおすすめ。また、枕元に置いて、香りを楽しむこともできます。

いろんな方に、いろんな使い方で楽しんでいただきたいと思います。贈り物などにもぜひご利用くださいね。


お取り扱いしている香りは全部で三種類。


爽やかな甘さで落ち着きを感じる[YELLOW]は、果実とそれを囲む鮮やかな花々の香り。レモン、ローズゼラニウムがやさしく香ります。


爽やかな香りから、落ち着く木々の上品な甘さへと変化する[WHITE]。朝の始まりや、太陽のにおいを連想するような香りです。

飾り気のない自然の緑を感じる、薬草を思わせる香り[GREEN]。ほっと安心するような、若葉のにおいは夏にぴったりです。

お気に入りの香りを見つけて、素肌もすっきりと心地良い夏をお過ごしください。

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vent de moe の扇子

2018.07.06

自由でコンテンポラリーな扇子ブランド、vent de moe(ヴァン・ドゥ・モエ) とハツトキのコラボレーションによる扇子のお取り扱いが始まりました。vent de moeの扇子はすべて京都の職人の手によって一つ一つ作られ、デザイナーの手仕事によってプリントや刺繍、タッセルや金属、陶器の装飾などが施されて完成します。

vent de moeの扇子を初めて手に取って、ゆっくりと、少しドキドキしながら開いた時、何故かふと子供の頃の記憶が蘇って来ました。祖母の目を盗み、棚から扇子をこっそり取り出しては、遊んでいました。繊細な扇子を壊さないよう少し緊張しながら、開いたり閉じたり、少し扇いでみたり……。どこか儚く懐かしいあの和室のにおいに包まれた、いたずらな冒険の記憶です。

 

心の奥深くに埋もれていた、そしておそらくこの扇子に触れなければ思い出すこともなかっただろう、懐かしい記憶を思い起こさせてくれました。vent de moeの扇子にはそんな不思議な力があるようです。

 

次回のブログでは、そんな扇子がどのようにして生まれてくるのか。vent de moe のデザイナー小林萌さんへのインタビューを掲載します。ブランドの世界観や美意識がどのように作られているのか、東京から長野県へ移住して創作活動や日々の生活がどのように変化したのかなども。どうぞお楽しみに。


 

ハツトキのテキスタイルを使ったコラボレーションの扇子がオンラインストアに並びました。hatsutokiのテキスタイルから受けたインスピレーションを元に、vent de moeがブランドらしい解釈を加えて、扇子に仕立てていただきました。夏を楽しく過ごすのにとてもお勧めです。是非御覧ください。

 


[vent de moe/扇子(雨の次の日)]


[vent de moe/扇子(まっかな頬)]

それぞれの扇子に付けられたチャーミングな名前もとても素敵です。

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レザーベルトが登場しました。

2018.02.19

hatsutokiオリジナルのベルトがオンラインストアに登場しました。植物性の「タンニン」で鞣された、コシと厚みのあるレザーで作られたベルトは、無骨なイメージのヌメ革を女性でも付けやすいデザインで仕立てました。レザーの色をそのままにしているので、使い込むほどに飴色に焼けて、味がでてきます。

どんな装いとも合わせやすいシンプルなデザインは、日常で使いやすい一点です。ぜひチェックしてみてくださいね。

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春の贈り物、集めました。

2018.02.09

この頃、たまに小春日和の陽気を感じる時が増えました。カレンダーを眺めれば、もうすぐ2月も半ば。春が待ち遠しくなっていませんか?着たい洋服、住みたい部屋、新しいアクセサリー。ちょっとした装いを変えて、季節が変わるのを楽しみに待ってみたいと思い、春に欲しい、贈りたいアイテムを集めてみました。

>>[春の贈り物]商品ページ

カラーやアイテムで厳選して、メンズの方にもおすすめをセレクトしています。これから春にかけて、またアイテムがちょっとずつ入荷します。ぜひチェックしてみてくださいね!

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>>[メンズギフト]商品ページ

ブルーのプルオーバーが登場しました。

2018.02.07

今回、hatsutoki定番のプルオーバーに新色が登場しました。澄み切った空のようなブルー。コットンらしい柔らかな風合いがありながら、経糸と緯糸の重なりによって光沢感が生まれ、ドレープが美しい仕上がりになりました。

この服地に使われているテキスタイルは、ガーゼのような二重の構造をしているので、裏と表で色が異なります。ブルーの配色は裏表を逆に使うと、実はこのベージュの色味になるんです。腕をまくった部分がブルーなのが、お分りいただけるでしょうか。

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同じ素材、同じ形でも、生地の使い方によってまた違った印象を与えてくれます。空気を纏っているかのように軽やかな風合いと色味が相まって、春らしいさわやかさのあるアイテム。ぜひチェックしてみてくださいね。

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柔らかな綿の風合いのパネルチェックストール

2018.02.05

大きなパネルチェック柄のコットンストール。ふっくらと程よい重みのストールは、今の季節からもお使いいただけるボリューム感に仕上がりました。高度な紡績技術で作った精紡交撚糸を使用し、二重織という空気の層を作る手法で織り上げ、ふんわりとやわらかな風合いに仕上がりました。

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精紡交撚糸とは、綿の状態で二つの綿の粗糸を撚り合わせて紡績された糸のこと。無撚糸のような光沢感や毛羽の少なさが特徴。撚り合わせる時点で調整をし、より軽やかに仕上がる甘撚の糸を使用しました。

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大きなパネルチェック柄は大判のものが幅丈共に約150cm。バイアスにとって三角形を作ると、羽織りのようにも使えます。通常のhatsutokiのストールよりも一回り大きめなので、ひざ掛けなどにもなるような大きさとボリューム感。

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小判は150cm×75cm。首元を巻くのにちょうどいい長さになりました。少し長めのフリンジがアクセントになり、色々な巻き方を楽しんでいただけます。男女問わず付けやすい配色。贈り物などにもおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。

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赤いストール

2018.01.11

明けましておめでとうございます。年末のクリスマスから始まり、年始の時期にかけて、どこの国でもお祝いの色として「赤」とはおめでたく感じる、共通の感覚があるのだなあと改めてふと思い、今回はまだまだ寒さの続く、今の時期にもおすすめのhatsutokiの赤いストールを集めてみました。

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【メランジコットンストール】
メランジという名の通り、いろんな糸の重なりによって織り上げられています。深みのあるワインのようなトーンのテキスタイルの経糸はネイビー2本、モカブラウン1本、緯糸はレッド2本、ブラウン1本とそれぞれ3本撚り合わさった杢糸が使われています。そして、ふんわりとした風合いに仕上がるように、空気をたくさん含むように甘い撚りがほどこされているので、程よいボリューム感がありつつ、重たさを感じさせません。
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【山のジャガードストール】
コットンをベースに、フリンジ部分には大胆にシルクをあしらったジャガードストール。夕焼けに染まった西脇の山々がインスピレーションとなって、織り上げられたテキスタイルです。シルクの光沢感、コットンの軽やかさが兼ね備わったストールになりました。
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【MIXモクストール】
杢糸が緯糸に織り込まれたストール。そして、このテキスタイルは細い綿糸が20本もの束に甘く撚り合わされているものです。一気にこの量を合わせることはなく、つい納得してしまう心地の良いボリューム感と、とろけるような肌触りが特徴です。
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一口に赤といっても、糸の重なりによって生まれる色は本当に様々。そして、生まれた風合いも一つひとつ違う良さを持った仕上がりになりました。ぜひオンラインストアでチェックしてみてください。本年もhatsutokiをどうぞよろしくお願いいたします。