このサイトでは、お使いのブラウザの対応に制限があります。Edge、Chrome、Safari、Firefoxへの切り替えをお勧めします。

[泥染・テーチ染]

大島紬の泥染を現代に受け継ぐ 金井工芸

This section doesn’t currently include any content. Add content to this section using the sidebar.

"古代天然染色工房 金井工芸"

泥染は、奄美大島に多く自生する”テーチ木”を使った伝統的な染色技法。”テーチ木”は島の方言で「車輪梅」のこと。春になると梅に似た白い小花を咲かせます。テーチ木に含まれるタンニン色素が奄美大島の泥田の鉄分に反応し、独特の深い色彩を生み出します。hatsutokiの[泥染・テーチ染]シリーズは奄美大島、大島紬の染技術を現代に受け継ぐ金井工芸の手仕事によって染め上げられています。

technique

手仕事で一つ一つ染め上げる

煮詰めたテーチ木の染液が入った桶で職人さんの手仕事で何度も洗い、染めを繰り返し色を重ねます。染液が染み込むと、ずっしりと重みを増す繊維を扱うのはかなりの重労働。夏は工場の中が40℃を越えるそうです。

桶の中で手作業で色を重ねていくので、服の場合は1,2着ずつ染めていきます。それを全て同じ色味に染め上げるのは、とても難しい作業。hatsutokiの製品も色のばらつきや染めムラはその製品と個性と捉え、そのままお届けします。

roots

泥染の始まり

奄美大島の泥染めの言われは、税金を取り立てに来た役人から、反物を隠す為に、水田に入れたところ。鉄分の多い島の土の成分に反応して、色がついたと言われています。

泥に含まれる鉄分とテーチ木のタンニンが反応して、赤茶色に染った生地がだんだんと黒く変わっていきます。これを何度も繰り返し、赤みのある独特な深みのある黒褐色に染め上げていくのです。こうして、泥染めの美しい色は生み出されています。

「島の自然に染めさせてもらう」

金井工芸を担う職人の金井さん言葉がとても印象的でした。島の土の中に多く含まれる鉄とテーチ木の色から偶然に生まれた泥染の技法を未来に繋ぐ。力強く、深みのある色からはそんな意志の断片を感じさせてくれます。

Featured post

[本藍染] 透き通る様な藍色。果てしない時間と知恵の集大成

天然藍灰汁醗酵建藍染 天然藍灰汁醗酵建は、江戸時代を中心に行われていた方法。化学薬品を一切使わず、自然界からとれる原料のみを用いるため、布やそれを身につける私たちだけでなく、環境にとっても非常に優しい染色方法です。

Read more

Featured post

定番w-face ストール特集

かつてシャツ生地の一大産地として栄えた西脇の技術や知恵を集め織り上げるとろける様な肌触りのストール。繊細な天然素材ならではの素朴で美しい織物は私達のコンセプト「初めて触れる感動」を体現しています。

Read more

Featured post

[shadow] 水面のゆらぎの様な影織テキスタイル

職人の技術にブランドのエッセンスを加えて不思議な陰影の柄が浮かび上がる[shadow]シリーズは、影織と私達が呼んでいる特殊な技術で織り上げられています。世界でもかなり珍しいこの技術は、西脇の隣町の小さな家族経営の工場で作られています。[shadow]はこの素晴らしい技術に、繊細な糸、色の組み合わせなどを吟味してhatsutokiらしい解釈でデザインしたシリーズです。

Read more