工房えらむ / 手彫りのオーバルボックス(ナチュラル)

兵庫県小野市の森の中に佇むアトリエの「工房えらむ」。そこで木工作家の田中陽三さんは無垢の木から彫り出した器作りをしています。手の感覚を大切にしながら、一つ一つ掘り出させる作品は、手仕事独特の心地よい歪みがあり、木の個性が生かされ作られます。田中さんの作品は手の中で収まりのよい形を探りながら掘り出していくので、持った瞬間に、手にすっと入ってくる様な感覚でがあります。日用品に、特別な日のもてなしにも、贈り物にもとてもおすすめです。

田中さんは、切り出した無垢の木の塊から、ノミや彫刻刀など手の延長のようなシンプルな道具を使い、器を掘り出していきます。手で感触や持ち心地を確かめながら彫り進んでいくため、出来上がった物は自然と手に収まりのよい形や重さ、厚さになっています。「大きな木を削って小さい作品を作るのは、なんか木に申し訳なくて、だから本当は大きなものを彫るのが好き」という言葉は素材への敬意と、田中さんらしい優しい眼差しを感じとても印象に残っています。(村田)

撥水セラミック塗料について
大地の主な構成要素であるケイ素=ガラス＝砂(シリカとも呼ばれる)が主成分です。カルシウム、マグネシウムと同様に人体に不可欠な成分でできています。食品安全基準試験をクリアした安全な塗料です。
表面に塗膜を作るウレタンやニスとは違い、高い浸透性をもって木の繊維の奥深くまで染み込んで硬化する塗料で、木肌の自然な表情や質感、木の呼吸をそこないません。セラミック特有の耐薬品性、防汚性、防カビ性、抗菌性によって、木部は強く美しく、健康な状態に保たれます。セラミック塗料を塗工した木は呼吸を続け、水滴は通さず湿気のみを通し、従来の木材の吸湿性をそこないません。

ご使用・お手入れ方法
●電子レンジは歪み、割れが生じますので避けてください。
●使用後は水につけたままにせず、柔らかいスポンジを使い台所用洗剤を薄くした物でそっと洗ってください。
●食器洗い機、乾燥機は痛みの原因になりますので避けてください。
●洗い終えたら乾いた布巾でしっかり水気を拭き取ってください。
●日頃のメンテナンスはほとんど不要ですが、長期の使用で木の表面が摩滅することにより部分的に白っぽくなることがあります。白っぽくなってきましたら時々オイルを塗ることでツヤが戻り、水弾きもよくなります。
●オイルはくるみオイルやエゴマ油(乾性油)がおすすめです。手に入らない場合オリーブオイルでも代用できますが、乾きにくい為少量を塗ってよく拭き取り、乾燥させてください。

size	外側 (最大幅×最短幅×高さ*蓋込み)	内側 (最大幅×最短幅×深さ)
12cm	12cm×9cm×4.2cm	10.6cm×7.6cm×1.8cm
17cm	17cm×12cm×5.8cm	15.8cm×10.7cm×4cm
25cm	25cm×18.5cm×6.9	24cm×17.7cm×4.5cm

size	用途
12cm	お漬物、ﾊﾞﾀｰｹｰｽ、小物入れ
17cm	おにぎり、ｻﾝﾄﾞｳｨｯﾁ、洋裁道具
25cm	お櫃(3~4人分)、重箱、道具箱



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